一般的に、走行距離5,000kmとか、半年から1年には一度しなければダメといわれるオイル交換。 ガソリンと違って、なかなか自分自身で入れることもないし、見る機会もないゆえに意外と忘れがちですよね。 そんな貴方に、せっかくこのページを訪れたんですから、「オイルの働き」と「オイルが悪いとどうなっちゃうか」を説明いたします。
金属摩擦を減らし、エンジンをスムーズに動かす
エンジンの熱を奪って冷却をし、オーバーヒートを防ぐ
シリンダー内のピストンとピストンリングの隙間を密封してガスの吹き抜けを防ぎ、パワーを維持する。
シリンダー内のススや堆積物を洗い落とし、エンジンをキレイに保つ
エンジン内で発生する水分や酸から金属の錆や腐蝕を防ぐ
油膜が無いので金属接触で大きな抵抗が発生し、一時的に動いても摩擦熱で焼き付きが起こりエンジンが損傷します。 また、冷却がないので燃料が燃える時の多量の熱で金属材料の強度の低下や誇張変形し動かなくなります。 オイルが無ければエンジンは動きません。不足していてもやがて同じような現象が発生します。油断大敵です。
車のエンジンを冷却し、適温に保つ働きをしているのがラジエータ等の冷却装置です。水冷エンジンの場合、冷却水が冷却装置の中を循環しています。
この冷却水にはただの水ではなく、LLC[ロング・ライフ・クーラント]が使用されています。
車のエンジンの燃焼室内温度は、2000℃〜3000℃になると言われています。
この高温になるエンジンを一定温度に保つように冷却できなくなると、エンジンは焼き付いて破損してしまいます。
また、冬場の外気温が低下する地域では、氷点下の気温に冷却水がさらされ凍結してしまいます。すると、水には“凍結により体積が膨張する”という性質があるため、エンジンやラジエータを壊してしまうのです。
冷却系統の金属部分の腐食を防ぐとともに、その進行をくい止める。
冬季の冷却水の凍結を防ぎ、エンジンブロックやラジエータの破損を防ぐ。
オーバーヒートの原因となる水あかや錆を抑えるとともに、沸点を上げることでオーバーヒートを防ぐ。
『LLC』には年間を通して使用できるという利点がありますが、その反面、定期的な交換や洗浄と添加剤の補充が必要となります。
交換や洗浄が必要となる理由は、上述の通り、高温になるエンジンを冷却するために循環し、特に冬場は氷点下の中冷え切った状態から急激に2000℃〜3000℃にまで温められる厳しい環境の中で、防錆のための各種添加剤成分が消耗し、防錆効果が低下してしまうからです。
また、『LLC』はリザーバタンク内で空気に触れることから、主成分のエチレングリコールが徐々に酸化し腐食性物質が生成されていきます。
このようなことから、冷却系統内に錆や腐食が発生するのを防ぎ、オーバーヒートを防止するために定期的なメンテナンスが必要なのです。
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